아카이브 (1건)
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◆岸本さとこさん トークイベント◆
「杉並でも実現できる!岸本さとこさんに聞く
ヨーロッパの自治体の民主主義・市民参加の実践」
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水道や電気や医療、そして郵便や交通など、人間が生きていくに不可欠な公的サービス
の数々。30年ぶりに水道事業を再公営化したパリ市をはじめ、今、世界中でこれらの
インフラを公営化、再公営化しようとする動きが広まり、大きな波になっています。
『水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(集英社新書)などの著書
を持つ岸本聡子さんは、オランダに拠点を持つ国際NGOトランスナショナル研究所(TNI)
で長年、世界中の公共サービスについての調査を行ってきました。水をはじめとした、
人間のいのちにかかわる重要な事業は、人々の共有財・公共財<コモン>です。資本が
利潤をあげるための対象としてそれらを扱えば、たちまち格差が広がり、その地域は
窮乏していきます。そのことに改めて気づいた人々が、世界中で立ち上がり、それぞれ
の地域から状況を変えようとしています。そして、それはこの日本でも十分可能なこと
なのです。<コモン>を人々の手に取り戻し、命と暮らしを守る社会はどうしたら実現
できるのか。世界中のさまざまな都市の成功例、失敗例も含めてさまざまな知見を持つ
岸本さとこさんに、お話を伺います。聞き手はNPO法人アジア太平洋資料センター
(PARC)共同代表の内田聖子さんです。
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●岸本さとこ(きしもとさとこ)
1974年、東京都生まれ。高校生のときに地球サミットがあり、環境問題に関心を持つ。
大学在学中から2000年までに環境NGOで活動し、その後2001年にオランダに移住。
2003年から国際NGOトランスナショナル研究所(TNI アムステルダム)で働き始め、
研究員として、新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチ
および世界中の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトを行う。著書に『水道、再び
公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(集英社新書)、『安易な民営化の
つけはどこに』(共著 イマジン出版)など。2022年6月の杉並区長選に立候補予定。
●内田聖子(うちだしょうこ)
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表。自由貿易・投資協定のウォッチ、
政府や国際機関への提言活動などを行う。著書に『日本の水道をどうする!?: 民営化か
公共の再生か』(コモンズ)『コロナ危機と未来の選択: パンデミック・格差・気候危機
への市民社会の提言』(編著・コモンズ)ほか
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【開催日時】 5月20日(金) 19:30 ~
【参加費】 1000円