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LINE専用オリジナル小説を載せてみる!8

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『だからおわらせてやろうと思ったんだ。この世界の人間世界存在全て。どちらにしても壊すつもりでいた、そう大差はない。そして』

「お前達が最後だ」

  突然、突風のような感覚が全身を包んだ。
 重力、圧力、そんな感覚に近い力の波動。
 ビリピリと肌がしびれる。やっとの思いで立ち上がっていた女は、その力の大きさに、目を見開いていた。
  ドクンドクンと脈打つ鼓動が、やけにうるさい。全身から汗が噴き出す。
  身体中が血の気を失い、心なしか体が震えていた。
「そ……そんな……」
  構えた剣の先は誰が見ても震えていて、つぶやいた声には覇気なんてものは微塵も感じられなかった。
「そんな……こん……こんなの…………勝てるわけが……」
  男はそんな女を楽しそうに見つめ、鉄の剣をわずかに持ち上げる。
  通常の神経をしていたなら、この時点で剣を構えていただらう。しかし彼女は凝視したまま動く気配を見せない。
  戦意喪失してしまっていたのだ。

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