ご清聴ありがとうございました
今は亡き友人との約束を果たすべく、自らが設立に関わり、その手を離れ肥大化腐敗した組織に立ち向かう大学生の物語です
独自の部活動を設立したり所属したりする物語は、高校を舞台にした有名所だと「涼宮ハルヒの憂鬱」や「俺の青春ラブコメは間違っている」がパッと思いつく一方で、大学を舞台にしたそういう作品って、そんな多くない気がします
え、「げんしけん」や「ゴールデンタイム」「シュタインズゲート」「ハチクロ」があるだろって?
しょ、小説の話!!!
あと割合で比較して下さい!!
で!!!(強引)
仮説という名の思いつきなんですが、その理由って、高校に比べ大学がより自由度の高い、社会と陸続きにある開けている環境だからな気がします
高校の同じ制服を着て、同じ時間に同じ空間で共同生活をするということよる一体感
というか世界観の統一感
そういう要素が薄い大学は、高校に比べ学園モノの枠組みの舞台にはなりにくいのではなかろうか
あ、なかろうくない?
じゃ、すみません、なかろうくないです......(弱腰)
それはさておき、ぼくがこの作品を知ったきっかけは斎藤壮馬さんのこの朗読(youtu.
一聴してそのお声の艶、音の整い、響きの心地良さに心奪われました
それと同時に「ぼくも読みたい!!こんな素敵な朗読が出来るようになりたい!!!」と強く思ったんですよね
それはさながら野球少年がプロ野球選手のスーパープレイに憧れるような、彼我の差を度外視した素朴な羨望
でも羨望こそ自分にとって大きな原動力
空飛ぶことを夢見るペンギンがいたとして、誰がそれを責められましょう?🐧🐧
日常という薄氷の上で、ぼくという人鳥は、祈るが如く願っているのです
"俺たちに翼はない"ことはないかもしれないことを